料金設計
顧問料の相場と決め方。
業界経験を活かすコンサルの料金設計
同業の社長から「うちも見てほしい」と言われた。でも、いくらと答えればいいか分からない。この記事では、顧問料の相場、相手の規模ごとの予算感、料金の決め方と契約書の要点が分かります。
この記事は、コンサル開業支援を提供する株式会社GSホールディングスが書いています。
最初に結論
個人のコンサルの顧問料は月5万〜30万円が中心です。月1〜2回の面談とメール・チャットでの随時相談なら月10万円前後が現実的な目安とされています。迷ったらこの形を基準にし、相手の会社の規模と提供する内容・時間で上下させます。
コンサルの顧問料の相場はいくら?
| 依頼先 | 月額の目安 | よくある中身 |
|---|---|---|
| 個人の顧問(コンサルタント) | 月5万〜30万円 | 月1〜2回の面談と随時の相談 |
| 中小企業が個人と結ぶ場合 | 月10万円前後 | 月1〜2回の面談(1回2時間程度)+メール・チャット |
| コンサルティング会社(法人) | 月50万〜200万円以上 | チームでの支援 |
時間単価で見ると、1時間1万〜5万円程度に収まるケースが多いとされています。ただし、専門性や相手の規模によって幅があります。
出典:中小企業の月額顧問契約の料金相場と契約書の作り方(ATSOHO)
相手の会社の規模で、出せる予算はどう変わる?
コンサルを探している会社の予算も参考になります。比較サイトに寄せられた経営顧問の依頼を、従業員数別にまとめたデータです。
| 従業員数 | 平均の年間予算 | 月額に直すと |
|---|---|---|
| 1〜5名 | 51万円 | 約4.3万円 |
| 6〜10名 | 80万円 | 約6.7万円 |
| 11〜30名 | 124万円 | 約10.3万円 |
| 31〜100名 | 480万円 | 約40万円 |
出典:比較ビズ「経営顧問・相談」の案件情報(掲載案件の予算の集計。市場全体の調査ではありません)。月額は年額を12で割った参考値です。
この表から、月10万円前後の顧問料なら、従業員11〜30名ほどの会社が中心になりそうだと見当がつきます。小さな店舗の社長に提案するなら、面談の回数を絞るなど、中身で調整する方法もあります。提案の前に、相手の従業員数と店舗数を聞いておきましょう。
顧問料はどう決める?4つのステップ
- 誰に売るかを決める:業種・規模・地域を決めると、相手が出せる予算の目安が見えます
- 提供する内容を決める:月の面談回数と時間、連絡手段と返信の目安、渡す資料、同席する会議などを書き出します
- かかる時間から確かめる:面談・準備・移動・連絡対応を足して、1社に月何時間使うかを出します。時間単価が相場より低すぎないかを確認します
- 契約期間を決める:最初は6か月〜1年の期間にするのが基本です。最初の3か月をお試し期間にする方法もあります
出典:中小企業の月額顧問契約の料金相場と契約書の作り方(ATSOHO)
最初から安くしすぎると、あとで上げにくくなります。最初の数社は、内容を少し絞って相場どおりの料金にし、手応えを見て中身を広げるほうが続けやすいです。
顧問契約書には何を書く?決めておく7項目
- 契約の目的と業務の範囲(「経営全般の相談」のようなあいまいな書き方は避ける)
- 顧問料と支払い方法(支払日、交通費・経費の扱い、税込・税別)
- 契約期間と更新の条件
- 解約の方法と予告期間(1〜2か月前の通知が多い)
- 秘密を守る約束(契約終了後も一定期間)
- 競業を避ける約束(必要に応じて)
- 助言による損害の責任の範囲
出典:中小企業の月額顧問契約の料金相場と契約書の作り方(ATSOHO)。契約書の内容は、必要に応じて弁護士などの専門家に確認してください。
財務の専門家と組むとき、顧問料はどう分ける?
業界の経験は社長が、お金の面は財務の専門家が担当する。2人で組むと、顧問先から見て安心感があり、提案できる幅も広がります。
分け方に決まりはありません。現場の支援と財務の支援で、それぞれが使う時間と役割に合わせて決めるのが自然です。誰が請求するか、顧問先にどう説明するかも含めて、契約前に書面で決めておきましょう。
料金が決まったら、次はそれを見せる場所です。料金を出さずに「お問い合わせください」だけにすると、比べる材料がないまま候補から外されがちです。詳しくは顧問先が集まらない7つの理由で解説しています。
よくある質問
コンサルの顧問料の相場はいくらですか?
個人のコンサルなら月5万〜30万円が中心です。中小企業が個人と結ぶ場合は、月1〜2回の面談と随時相談で月10万円前後が現実的な目安とされています。
顧問料は時間単価で決めるべきですか?
時間単価は確認の目安として使い、相手の規模と提供内容もあわせて決めるのが一般的です。時間単価は1時間1万〜5万円程度に収まるケースが多いとされています。
最初は無料や格安で引き受けてもいいですか?
期間を区切ったお試しなら選択肢になります。無料の期間と、終わったあとの料金を最初に決めておかないと、有料に切り替えにくくなる点に注意してください。
顧問契約の期間は何か月が一般的ですか?
最初は6か月〜1年に設定するのが基本とされています。最初の3か月をお試し期間にする方法もあります。
顧問契約の解約は何か月前に伝えるのが一般的ですか?
1〜2か月前の通知が多いとされています。予告期間は、契約書に書いておきましょう。
NEXT STEP
業界の経験に、財務の目を。信頼されるコンサル事業を、2人で始める。
現場は社長、数字は財務コンサル。2店舗目や資金繰りまで相談に乗れる顧問サービスにして、顧問先を集める仕組みと立ち上げの助言は当社が担当します。月30万円〜(税別)・広告費は別。事例づくりにご協力いただける先着3社は、2年契約で初期費用0円です。