集客

コンサルの広告集客は、
費用の決め方から。

紹介だけに頼らず、広告で同業の社長から相談を受けたい。そう考えたときに迷うのが、どの広告を使うか、いくらかけるかです。この記事では、Google広告とMeta広告の使い分け、顧問料から広告費を逆算する方法、最初の2か月の進め方を順番に整理します。

執筆:長尾孝太郎(株式会社GSホールディングス 代表) / 最終更新: / 11分で読めます

この記事は、コンサル開業支援を提供する株式会社GSホールディングスが書いています。構成と下書きにAIを使い、公開前に数字と制度を出典の一次資料と照合しています。法令の個別の判断は専門家にご確認ください(編集方針)。

最初に結論

コンサルの広告集客は、①Google検索広告とMeta広告の役割を分ける → ②「1件の相談にいくらまで払えるか」を顧問料から逆算する → ③少額で試し、相談が来た語と広告に予算を寄せるの順に進めます。クリック単価の相場から予算を決めるより、自社の顧問料・契約期間・成約率から上限を決めるほうが、続けるか止めるかを判断しやすくなります。

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Google検索広告とMeta広告は、届く相手が違う

Google検索広告は「今、探している人」に、Meta広告は「まだ探していないが悩みを持つ同業の社長」に届きます。どちらが上かではなく、役割が違います。

比べる点Google検索広告Meta広告(Facebook・Instagram)
届く相手「美容室 経営 相談」などと検索した人検索はしていないが、地域・年齢・興味関心などが合う人
相手の状態悩みがはっきりしていて、比較している悩みはあるが、相談先を探すところまでは進んでいない
広告の形主に文字(見出しと説明文)画像・動画と短い文章
強み相談に近い人に絞りやすい社長の人柄や考え方を見せやすい
弱み検索する人が少ない業種・地域では表示が少ないすぐの相談より、診断や資料請求から始まることが多い
リンク先の例料金と面談の流れが分かるLP業種別の記事、無料診断、LP

一般的な傾向の整理です。業種・地域・顧問料によって向き不向きは変わります。

最初の1本を選ぶなら、相談の申込に近いGoogle検索広告から始め、検索数が少ない業種や地域ではMeta広告を足す、という順番が判断しやすいでしょう。広告以外の集客方法との比べ方はコンサルの集客方法5つの比較にまとめています。

広告費は「1件の相談にいくらまで払えるか」から決める

広告費は、相場ではなく自社の数字から上限を決めます。クリック単価は業種・地域・時期・競合の数で大きく変わるため、他社の相場を当てはめても判断の役に立ちにくいからです。

考え方は次の3段階です。

  1. 顧問先1社から得られる粗利を出す(顧問料×平均の契約月数-財務コンサルへの分配など)
  2. そのうち、獲得のために使ってよい割合を決める
  3. 相談から契約になる割合(成約率)を掛けて、1件の相談に払える上限を出す
項目仮の数字計算
顧問料(月)10万円-
平均の契約月数12か月売上120万円
財務コンサルへの分配などを引いた粗利売上の50%60万円
獲得に使ってよい割合粗利の30%1社の獲得に18万円まで
相談から契約になる割合5件に1件(20%)1件の相談に3.6万円まで

すべて計算の手順を示すための仮の数字です。実際の相場や成果の見込みを示すものではありません。ご自身の顧問料と分配の条件で計算してください。

この例なら、広告費10万円で相談が3件来ていれば、上限の範囲に収まっています。逆に、相談が1件も来ないまま上限を大きく超えたら、キーワード・広告・リンク先のどこかを直すサインです。顧問料の決め方は顧問料の決め方と相場で、外に頼む場合の費用感はコンサル集客代行の費用相場で解説しています。

Google広告は「相談の直前の語」に絞り、除外キーワードを先に入れる

Google広告では、相談の申込に近い語だけを選び、関係のない検索を除外キーワードで外します。少額で始めるときほど、この2つで結果が変わります。

選ぶ語の例(業種名+相談を示す語)

  • 「美容室 経営 コンサル」「美容室 顧問」
  • 「飲食店 経営 相談 福岡」のように地域を入れた語
  • 「工務店 集客 相談」のように悩み+相談の語

除外する語の例

  • 求人、転職、年収、なり方(コンサルとして働きたい人の検索)
  • 資格、試験、講座、本(学びたい人の検索)
  • 無料、テンプレート(すぐ相談する意図が薄い検索)

除外キーワードにもマッチタイプがあります。Google広告ヘルプによると、部分一致の除外は含まれる語句がすべて検索されると(語順は問わず)、フレーズ一致の除外は同じ語順で検索されると、完全一致の除外は他の語を含まず同じ語順で検索されたときに、広告が出なくなります。

キーワードのマッチタイプは次の3つです。

  • 部分一致:記号なしで入力。キーワードに関連する検索に表示されます。初期設定はこのタイプで、最新のヘルプでは「インテント マッチ」と表記されています。
  • フレーズ一致:"美容室 顧問" のように二重引用符で囲む。キーワードと同じ意味の内容を含む検索に表示されます。
  • 完全一致:[美容室 顧問] のように角かっこで囲む。キーワードとまったく同じ意味または意図の検索に表示されます。

予算が少ないうちは、フレーズ一致と完全一致を中心にすると、意図しない検索に広告費が流れにくくなります。部分一致を使う場合は、実際にどんな語で表示されたか(検索語句)を毎週確認し、関係のない語を除外に足していきます。

Meta広告は「業種で絞る・社長が話す・業種別のページへ送る」

Meta広告では、同業の社長に届くよう業種で絞り、社長本人の言葉で伝え、その業種向けのページへ送ります。検索していない人に届くので、いきなり契約ではなく、まず読んでもらう・診断してもらうことを目標にします。

  • 絞り方:地域・年齢に加え、業種や仕事に関わる興味関心の項目で絞ります。選べる項目は変わることがあるため、広告マネージャで最新の選択肢を確認してください。
  • 動画:社長が「なぜ同業の支援を始めたか」を30〜60秒で話すだけでも、人柄が伝わります。
  • 画像:「美容室の社長へ」など対象の業種を大きく入れ、誰向けの広告かを一目で分かるようにします。
  • リンク先:トップページではなく、業種別の記事か、その業種向けのLPに送ります。読んだあとに無料診断や面談予約へ進める導線を置きます。

広告文は、相手の状況を決めつける書き方(例:「赤字で困っているあなたへ」)を避けます。Metaには広告の審査と広告規定があるため、出稿前に透明性センターの広告規定と、ビジネスヘルプセンターの案内を確認してください。

広告の表現は、成果を約束せず、根拠を示せる範囲で書く

広告では「顧問先が◯社増える」「売上が◯倍になる」のような成果の約束をせず、根拠を示せる事実だけを書きます。信頼を損なわないためにも、法令の面でも大切です。

  • 景品表示法:消費者庁の案内では、商品・サービスの内容を実際より著しく良く見せる表示(優良誤認表示)が禁止されています。消費者庁は表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めることができ、示せない場合は不当表示とみなされます。
  • ステルスマーケティング規制:令和5年10月1日から、広告であることを隠した表示は景品表示法違反となりました。事業者が第三者に依頼した投稿や口コミも、広告であることが分かるようにする必要があります。規制の対象は依頼した事業者(広告主)です。

景品表示法は一般消費者向けの表示を対象とする法律で、事業者向けの顧問サービスにどこまで当てはまるかは、個別の事情で判断されます。迷う表現は弁護士に確認してください。そのうえで、次の書き方は避けておくと安心です。

  • 「確実に」「間違いなく」など、結果を保証する言葉
  • 出典のない数字や「実績多数」などの裏付けのない表現
  • 知人に頼んだ推薦を、広告と分からない形で載せること

代わりに「何を、どんな流れで、いくらで支援するか」を具体的に書くと、相談前の不安が減り、合う人からの申込が増えやすくなります。

最初の2か月は「少額で試す→寄せる→止める」を回す

最初の1〜2か月は、少額で試し、相談の申込があった語と広告に予算を寄せ、記事で上位に出た語は広告を止めます。始める前に、どの広告から申込が来たか分かる仕組みを用意しておきます。

  1. 1〜2週目:業種+相談の語を中心に、広告文を2〜3種類出します。予算は、前の章で出した「1件の相談に払える上限」の数件分など、試しに使い切ってよい額にします。
  2. 3〜4週目:検索語句を確認して除外を足し、クリックされているのに申込がない語は止めます。
  3. 2か月目:相談の申込があった語・広告・リンク先に予算を寄せます。自社の記事が検索で上位に出るようになった語は、広告を止めて記事に任せます。

見る数字は次の4つで十分です。

  • 広告費の合計
  • リンク先が見られた回数
  • 相談の申込数(診断・LINE登録も分けて数える)
  • 1件の相談にかかった広告費(上限と比べる)

計測は、広告のリンク先URLに印を付けて行います。Googleアナリティクスのヘルプでは、URLにパラメータを付けるときは utm_source(どこから)・utm_medium(広告の種類)・utm_campaign(どの広告か)の3つはどのような場合でも使う必要があると案内されています。例:/lp?utm_source=meta&utm_medium=paid_social&utm_campaign=salon_video1。申込フォームにこの情報が残るようにしておくと、どの広告から相談が来たかを後から確かめられます。

自分で運用する手間と、任せるときの確認点

自分で運用することは十分にできますが、設定より「毎週の見直し」に時間がかかります。始める前に、次の作業を誰がやるかを決めておきましょう。

  • 最初の準備:広告アカウントの開設、計測の設定、キーワードと除外語の洗い出し、広告文・画像・動画、リンク先のLPや記事
  • 毎週:検索語句の確認と除外の追加、広告ごとの申込数の確認、予算の調整
  • 毎月:広告とリンク先の作り直し、記事で上位に出た語の広告停止、1件の相談にかかった費用の振り返り

本業と顧問先の対応をしながら、毎週この作業を続けられるかが判断の分かれ目です。人に任せる場合は、次の点を確認します。

  • 広告アカウントの持ち主が自社になっているか(やめたあとも履歴が残るか)
  • 広告費と手数料が分けて示されているか、手数料は何に対していくらか
  • 報告に、クリック数だけでなく「相談の申込数」と「1件あたりの広告費」が入るか
  • キーワード・検索語句・広告文を自分でも見られるか
  • 最低契約期間と、止める・見直す基準

広告だけでなく、リンク先の記事・LP・診断・面談予約まで含めた仕組みの全体像はコンサルの集客システムの作り方で解説しています。

集客の仕組みまで任せたい方へ。当社(株式会社GSホールディングス)の集客システムでは、記事・LP・無料の経営診断・LINE・面談予約・管理画面に加えて、広告運用も当社が作って毎月運営します。料金は月30万円〜(税別)で、広告費は別です。広告費はGoogleやMetaへ直接お支払いいただくか、当社へ前払いいただく形で、手数料の上乗せはありません。まずは10問の準備度診断で現状を整理するか、30分の無料相談でご相談ください。その場で契約を求めることはありません。

よくある質問

コンサルの広告は、Google広告とMeta広告のどちらから始めるべきですか?

相談の申込に近い人に届けたいなら、検索している人に表示されるGoogle検索広告から始めると判断しやすいです。業種や地域で検索する人が少ない場合は、まだ探していない同業の社長に届くMeta広告を組み合わせます。

広告費は月にいくらから始めればよいですか?

相場から決めるより、顧問料・平均の契約月数・成約率から「1件の相談にいくらまで払えるか」を出し、その数件分を試しの予算にする方法をおすすめします。クリック単価は業種や地域、時期で大きく変わります。

リスティング広告で除外したほうがよい語はありますか?

コンサル業の場合、求人・転職・年収・なり方・資格・試験・講座などは、相談ではなく「働きたい」「学びたい」人の検索になりやすいため、除外を検討します。実際に表示された検索語句を毎週確認して追加していきます。

広告文に「顧問先が増える」と書いてもよいですか?

成果を約束する表現は避けてください。根拠を示せない表示は、信頼を損なうだけでなく法令上の問題になるおそれがあります。支援の内容・流れ・料金を具体的に書く方法がおすすめです。判断に迷う表現は弁護士に確認してください。

どの広告から相談が来たかは、どうすれば分かりますか?

広告のリンク先URLに utm_source・utm_medium・utm_campaign などの印を付け、申込フォームにその情報が残るようにします。広告ごとに印を変えておくと、相談につながった広告を後から確かめられます。

NEXT STEP

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参考にした資料

10問で準備度を診断する(無料)