顧問の続け方

顧問先に、
続けてもらう型。

顧問契約は、取るより続けてもらう方が難しい、と言われます。毎月の顧問料で成り立つコンサル事業では、続けてもらえるかどうかが収入を左右します。この記事では、顧問先に「続けたい」と思ってもらうための毎月の型をまとめます。

執筆:長尾孝太郎(株式会社GSホールディングス 代表) / 最終更新: / 9分で読めます

この記事は、コンサル開業支援を提供する株式会社GSホールディングスが書いています。構成と下書きにAIを使い、公開前に数字と制度を出典の一次資料と照合しています。法令の個別の判断は専門家にご確認ください(編集方針)。

資料にペンで書き込みながら説明する手元(イメージ)
写真はイメージです(AIで作成した架空の場面で、実在の人物・顧客ではありません)

最初に結論

顧問先に続けてもらうには、①毎月同じ流れで面談する ②面談後に「決めたこと・次にやること」を文章で残す ③毎月同じ数字を一緒に見るの3つを型にします。顧問先が解約を考えるのは、多くの場合「何をしてもらっているか分からなくなったとき」です。毎月、変化と次の一手が見える形にしておくことが、いちばんの解約対策です。

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顧問先が解約を考えるのは、どんなときか

顧問先が解約を考えるきっかけは、成果が出ないことだけではありません。次のような状態が続くと、「この顧問料を払い続ける意味があるか」と考え始めます。

状態顧問先の気持ち
面談が雑談で終わる何のために時間を取っているのか分からない
前回決めたことが、次の面談で出てこない話が前に進んでいない
数字を一緒に見ていない良くなっているのか分からない
連絡しても返事が遅い大事にされていない

逆に言えば、毎月「何を決めて、どうなったか」が見えていれば、すぐに大きな成果が出なくても、続けてもらいやすくなります。

毎月の面談を、同じ流れにする

  1. 1数字を見る先月との違い
  2. 2振り返る前回の宿題
  3. 3課題を決める今月の1つ
  4. 4打ち手を決める誰が・いつ
  5. 5記録する当日中に送る
毎月の顧問面談の流れ(60〜90分)

毎回同じ流れにすると、顧問先も準備しやすくなり、面談の質が安定します。ポイントは、今月の課題を1つに絞ることです。課題を増やしすぎると、どれも進まず、次の面談で振り返るものがなくなります。

面談後の報告に入れる5つの項目

  1. 今月の数字:売上・客数・客単価など、毎月見ると決めた数字
  2. 前回の宿題の結果:やったこと・やれなかったことと、その理由
  3. 今月決めたこと:課題と打ち手
  4. 次回までの宿題:顧問先がやること、自分がやること
  5. 次回の日程

報告は、面談の当日中にLINEやメールで送ります。A4で1枚、LINEなら1画面に収まる長さで十分です。この記録が積み重なること自体が、顧問の価値の証拠になります。更新の時期に、半年分の記録を見返すだけで、何が変わったかを一緒に確かめられます。

毎月一緒に見る数字を、最初に決める

見る数字は、業種と顧問先の課題で変わりますが、多すぎると続きません。最初の面談で3〜5個に決めておきます。

業種の例毎月見る数字の例
美容室・ネイルサロン売上、新規客数、再来率、客単価、スタッフ1人あたりの売上
整骨院・接骨院売上、新規の患者数、来院回数、自費の割合
飲食店売上、客数、客単価、原価率、人件費率

資金繰りや借入など、お金の数字の相談が増えてきたら、財務コンサルと組むと顧問の価値がさらに上がります(財務コンサルとの提携方法)。

解約につながりやすいサインと、その対応

サイン対応
面談の日程変更が続く面談の時間を短くする・日時を固定するなど、続けやすい形を相談する
宿題をやってこない月が続く課題が大きすぎないかを見直し、1つに絞る
数字を出してくれなくなる数字を見る目的をもう一度伝え、見る数字を減らす
「最近どう?」の雑談が増える面談の流れに戻し、今月の課題を一緒に決める

サインに気づいたら、更新の時期を待たずに、面談の中で「今の顧問の形が合っているか」を率直に聞きます。早めに形を変えれば、解約ではなく続け方の見直しで済むことが多くあります。

顧問先が増えても回る形にする

顧問先が5社、10社と増えると、面談の準備や報告づくりに時間がかかるようになります。型を決めておけば、資料づくりや記録の整理を手伝う人に任せやすくなります。

当社のコンサル開業パッケージ(グロース以上)では、顧問先の管理(面談記録・進み具合)も含めて当社が仕組みを用意し、社長が面談と判断に時間を使えるようにしています。料金と内容は確定事項と未確定事項をご覧ください。

よくある質問

顧問契約が解約される一番の理由は何ですか?

成果だけでなく、「何をしてもらっているか分からなくなること」が大きな理由になります。毎月同じ流れで面談し、決めたことと次にやることを文章で残し、同じ数字を一緒に見る形にすると、変化が見えて続けてもらいやすくなります。

面談の頻度はどのくらいがよいですか?

月1〜2回が一般的です。大切なのは回数より、毎回同じ流れで進め、今月の課題を1つに絞ることです。面談の合間はLINEやメールで相談を受け、平日は返信する形にすると、顧問先も安心します。

面談後の報告は必要ですか?

必要です。今月の数字、前回の宿題の結果、今月決めたこと、次回までの宿題、次回の日程の5つを、当日中に送ります。記録が積み重なると、更新の時期に何が変わったかを一緒に確かめる材料になります。

解約を言われたら、どうすればよいですか?

まず理由を聞き、顧問の形(回数・範囲・期間)を変えれば続けられるかを相談します。それでも終わる場合は、これまでの記録と、今後自分で続けるとよいことをまとめて渡します。関係を良く終えることが、のちの紹介や再契約につながります。

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